仕事をこなす本
仕事のトレーニング
シンガポールを拠点にして、ビジネスリーダー育成の仕事に取り組んでいる人がいる。
嶋津良智さんだ
24歳で最年少営業部長に就任し、28歳で起業・独立して上場企業にまで育てあげた実績の持ち主である。
その嶋津さんの著書がいくつかあるが、今年の2月に出版した本がある。
30代までに鍛えておきたい仕事の筋トレ
仕事がらビジネス書はよく読むが、この本はよく出来ている。
書かれていることに普遍性というか再現性がある。
ビジネス書にありがちな成功談では、エッセンスを抽出したうえで、考えのヒントに高めるためには、自分なりの工夫が必要なことが多い。
しかし、ここに書かれていることは、明日からでもすぐに実践できることである。
そして、実践した結果をリアルに予想できるぐらいの具体性がある。
若いビジネスパーソンには是非、読んでほしい本である。
冒頭に紹介した在留邦人ビジネスネットワークのメンバーの一人 レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役 本田直之さんの著書【レバレッジ シンキング】をいま読んでいるが、冒頭にこんなことが書かれている。
学習・研究はビジネスパーソンにとってのトレーニングといえるでしょう。プロスポーツ選手の場合、トレーニングと試合に費やす時間の割合は「四対一」程度といわれています。ところが。ビジネスパーソンは「学習・研究」の時間が一日一〇分であるにもかかわらず、毎日一〇時間程度は仕事をしているのですから、学習・研究(トレーニング)と仕事(試合)に費やす時間の割合は。「一対六〇」程度になります。
プロスポーツ選手と比較すると、ビジネスパーソンが如何に甘チャンであるか気づかねばならない。
トレーニングは若いうちほど効果が出るし、また、鍛えぬいたものはずっと使える財産である。
終身雇用とか、右肩上がりの年収とは無縁になってしまった現代である。
豊かな人生を望むのなら・・・・・トレーニングしかない!
併せて読みたい【レバレッジ シンキング】
時事問題に一言
資本論とGM 国有化
アメリカ ゼネラルモータースが国有化される。
労働組合も17.5%の株式を保有することになる。
このニュースに触れて、カール・マルクスの資本論をふと思い出した。
まさに、マルクスが予言?したとおりの姿が実現する。
自由主義経済圏のトップリーダーであったアメリカに、社会主義体制が生まれる瞬間だ。
すでに、社会主義VS資本主義という対立軸が無くなって久しいが、こんな姿を誰が想像しただろうか?
日本においても、しばらく国有化されていた銀行があったが、資本主義経済の象徴のような自動車メーカーが国有化されるのはかってないことだ。
ただそれを、割と自然なことと受け止めていることがむしろ不思議なことだ。
以前、多国籍企業という言葉を多く見ることがあった。
今はあまり使われることは無いが、要するに国家の枠組を超えた企業の力が、今後、国際社会を形づくっていくという意味あいで使われることが多かった。
しかし、企業は国家の支援なくしては、生き延びることが出来ないということを証明した一事でもある。
そして国家が一線を超えた時でもある。
今後はこのようなことがあり得る。最早、大企業の破綻は一私企業の問題ではない、国を越えた全世界の問題となってしまった。
マルクスが資本論の第一巻を出版してからすでに140年以上がたった。
21世紀の初頭に、人類は新しい歴史の幕明けを見ることになる。
仕事術で業績アップ
何でも肯定する習慣
ドンマイドンマイ、子供の頃に野球をやってミスをする、廻りはこのように声をかけてくれる。
内心「なんてドジなんだ」と思いながらも、次のボールを追いかけていた。
ドンマイで許されるのは、遊びでやっている野球だからであって、ビジネスの社会では許されないことだ・・・とずっと思っていたが、どうやらそうではないことがこの歳になって、やっと分かってきた。
ドンマイドンマイは実は、自分が自分に向かって言うべきことなのだ。
もちろん他人に向けて言ってもいい。
ただし絶対にやってはいけないことは・・・他人から言ってもらうこと期待することである。
他人から言われることを期待する前に、自分で言えばいいのだ。
自分を肯定すること!
仕事や人生でミスをすることもある。
ミスをするとその原因を探し始める。
あれはまずかった・・・どうしてこんな風に考えたのだろう・・・原因はあいつのせいだ・・・あいつと付き合うようになったのが悪かった・・・どうしてあいつのことを・・・あの頃俺はこんなことをしていた・・・何故あの頃は・・・もっとこうしていればよかったのだ・・・どこで間違ったのだろう・・・そうか!生まれてきたことが間違いだったのだ・・・
こんな風に考えるようになったら最悪だ!
過去の間違い探しは絶対にやってはイケナイ!
失敗と成功はホンの紙一重の違いでしかない。投げたボールがあと1㎜右によっていたら成功していた。
そんな事例はたくさんある。
何があってもドンマイドンマイ!
時事問題に一言
老舗デパートの行く末は?
北海道の老舗デパート 丸井今井の再生プランがほぼ固まった。
約3ヶ月間の交渉に決着がついた。
三越・伊勢丹と高島屋が支援に名乗りを上げたが、最終的には三越・伊勢丹を丸井今井は選択した。
選択した大きな理由は、10億円違いの事業譲渡価格だった。
その為、旭川・室蘭の丸井今井の継続は無い話となった。
地元の消費者にとっては残念な話だが、民事再生の中で、多大な損失を被ることとなった債権者企業には、少しでも配当が多い方が有り難いことだ。
日本の中では、最も不景気の影響を受けやすい北海道である。
地元企業の存続はいろんな意味で、自分に返ってくる。
それが、地元から丸井今井が無くなることとの引き換えであっても、止むを得ないことだと思うしかない。
地元の放送局では、いろいろ言っているようだが、これも時代の流れと受け止めるしかない。
そもそも現在の消費社会において、百貨店の存在意義というのはあるのか?
と、素朴な疑問を感じるのは、私だけでは無いだろう。
10年以上も、デパートに足を踏み入れた事のない人間が現実にいるのだ。
あってもなくてもいい存在・・・それがデパート!
こんな感覚は私一人では無いはずだ。
そんな時代になっていることを
残念ながら、知らなかったのが丸井今井の経営陣だった。
三越・伊勢丹によって“丸井さん”がどう変わっていくのか?
しっかりと見たいと思っている。
ものづくり企業
沖縄のぬちまーす
常温で海水から塩の結晶を取り出すという方法によって、塩を作っている会社だ。
住所は、沖縄県うるま市与那城字宮城2768 ウェブサイトはhttp://www.nutima-su.jp/
平成9年の設立以来、こだわりの命の塩(ぬちうなー)はマスコミでも数多く取り上げられ、モンドセレクション2007年では最高金賞を受賞したすぐれものだ。
ミネラルの含有量が大変多く、おいしく体にいい塩! と評判になっている。
こんな塩が生まれたのには、やはりその製法に秘密がある。
海水の水分のみを取り除くと、海水に含まれるミネラルは結晶として残るわけだ。
これまでの製塩方法は、海水を煮詰めてその後脱水するのだが、この過程でごく微量のミネラルは捨てられしまう。
ぬちうなーの製法は、霧状に散布した海水に温風をあてることによって、水分を気化させる。つまり、海水にふくまれるミネラルはすべて捨てられることなく結晶となる。
この製法は特許を取得しているのだが、完成に至るまでにはいろんなことがあった。
製法のヒントになったのは、ビニールハウスで行なっていた蘭の栽培である。
高温となる夏場のビニールハウス内の冷却のために考えた装置が、この製塩法につながっている。
創業社長の高安さんは、もとは南西航空の技師であった。
ものづくりが好きな人だから、こうしたオンリーワンのものを世に出せたのだ。
身のまわりには、いくらでもものづくりのヒントはあるものだ。
そんなヒントに気づく人と気づかない人がいる。
好きなこと、関心の強いもの、そんなものを持っている人ほどチャンスがある。

