仕事術で業績アップ
投資物件を1通のメールで売る
投資物件の選定は、不動産投資家にとっては投資のスタートでもあり、見誤ると失敗につながる入り口ともなる。
遠隔地ともなると、情報収集だけでも困難が伴い、より慎重になるものだ。
そんな投資家へ正確な情報を伝えることが、判断材料の提供になる。
正確な情報には、いい面ばかりではない、不動産投資家にとっては最大の関心事である、修繕工事の必要性や耐久性など、投資効率に響く要因を明らかにすることが大切である。
なかには、投資熱が冷めてしまうようなことだってある。そんな事柄も正直に伝えることだ。
マイナス要因も投資家によっては、断念するほどのものではない場合もある。
『資料がほしい』
1通の問合せメールが来た。
これまでの経験では、こんなことが聞きたい、あんなことが知りたいと、要望事項を細かく書いてくるメールが多いのだが、この時は、すごく素っ気ないメールだった。
『本気かな?』『冷やかしでは?』とも思ったが、いつもの通り詳しい資料を添付して、なおかつ自分の目から見たコメントを付け加えて返信してやった。
コメントはマイナス要因がかなり書いてある、投資にふさわしい条件はコレコレで、誰でも投資できるような物件ではない事、そのような考え方が無ければ、この物件はやめた方がいいまで書いてやった。
2週間後電話があった。
『朝一番の航空機に乗って物件を見に来た。購入を前提に話を聞きたい』というもの。
あの素っ気ないメールの主であった。
事務所で、この物件の周囲の市場状況や、地域的な特性など、今後の不動産運営上必要となる情報をできるだけ伝えた。
すっかり納得した、このメールの主は購入を決断した。
物件案内もしなければ、売り込みトークもまったく使っていない。
たった1通のメールで投資物件を売った瞬間だった。
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