時事問題に一言
リスク回避の考え方
千葉県犬吠崎沖で大きな海難事故があった。
海域は5000mを超える深さがあり、捜索は困難を極めるそうだ。
転覆の原因は三角波と呼ばれる、手の付けられない波だそう。
千葉県沖はこの三角波がたびたび発生する海域として、知られていたらしい。
これまでも、大型船の沈没が数件ある。
船は航行中よりも停泊中の方が、波に対する危険性は高まるので、本来は航行している方が安全だったのかもしれない。
しかし、燃料費の高騰もあり、停泊することを選択したことが悲劇につながったのではとの報道もある。
リスク回避ということについて考えてみた
リスクマネジメントは、不測の危機や損害に対する備えをいうが、リスクを回避することもそのひとつだ。
極端なはなし、漁に出なければ事故には合わずにすんだ、しかしそれでは事業が成り立たない。したがって、ある程度のリスクがあることを承知で、損害を最小限に抑える準備をして事業を行う。
事業にはリスクマネジメントは欠かせない。
介護事業者の倒産が相次ぎ過去最悪のペースだそうだ。
原因は、介護報酬の引き下げと人材不足。
介護の仕事は、実際にやってみるとたいへん過酷な職場であることがわかる。
一時は注目された業界だが、拘束時間のわりには低賃金な仕事であり、若者ばなれが進んでいる。
平成12年に介護保険がスタートした時点では、こんなことは予想もされていなかった。
儲かるビジネスとして、異業種からの参入もずいぶんあったはず。
しかし、国の介護報酬の見直しが、業者にとっては三角波のようなものである。
売上のベースとなる報酬が下げられたのだから、どうにもならない。
他の事業との兼業業者は、まだ生き延びられるのかも知れないが、専業業者は手の打ちようがなくなっていく。
そして、最もたいへんな目に合うのが利用者だ。
介護事業者が倒産するたびに、利用施設を変更しなければならない、中にはサービスを受けるのに長い期間を待たなければならない人も出てくる。
利用者は、倒産の可能性の低い介護事業者を探すことがリスクマネジメントとなる。
消費者もリスクマネジメントを考えなければならない・・・・たいへんな時代だ!
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