時事問題に一言
伊藤和也さんが亡くなった
日時: 2008年08月28日 08:07
伊藤和也さんが所属していたペシャワール会は、パキスタンで医療活動をする中村哲さんを支援するNGOとして設立された組織だ。
ペシャワール会は後に、パキスタンの法規制の変化により拠点をアフガニスタンのシャララバードに移し、積極的な活動を行っていた。
アフガニスタンはタリバン勢力との戦闘が今もつづき、大変危険な地域であるが、昨年の大凶作が地元住民をなお一層苦しめていたそうだ。
そんな中で、伊藤さんは農民たちと共に農業振興に尽力していた。
ペシャワール会報93号(2007年10月3日発行)には
現在、マルワリード用水路については、来年4月に全長20キロを完成して一挙に数千町歩を潤し、10万人の人々が暮らせるよう必死の突貫作業が継続されています。
と記されている。
たぶん、伊藤さんは『アフガニスタンの人々を飢餓から救う』ことが、人生の役割と自覚していたのだと思う。
命を賭してとよく言うが、たぶんそんな意識は無かったと思う。
ただ、やるべき事があるからやるだけ!という意識だったのだと思う。
このような若者の犠牲のニュースと、身勝手な殺人を犯す愚か者のニュースとの落差はなんだろう。
これが、同じ国の人間なのか・・・・と思ってしまう。
ペシャワール会報93号の最後はこのようにしめくくられている。
民衆の半分が飢えている状態を放置して、「国際協調」も「対テロ戦争」も、うつろに響きます。よく語られる「国際社会」には、少なくともアフガン民衆が含まれていないことを知りました。しかし、このような中でこそ、私たちは最後の一瞬まで事業完遂を目指し、平和が戦争に勝る力であることを実証したいと思います。
伊藤さんの最期もこの思いでいっぱいだったのだろう・・・・
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