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経営・ビジネスのヒント

経済成長は幻想か?

日時: 2008年12月15日 19:47

経済学の専門家ではないので、うろ覚えかも知れないが、資本主義経済を成立させる条件として、拡大再生産が可能であること・・・・・こんなことが言われていたと思う。

拡大再生産=経済成長と捉えていいと思うのだが、拡大再生産が永遠に続くものなのかと最近疑問に思っている。

日本だけのことでいうと、国債発行残高の急進が始まる昭和50年(1975年)頃あたりで、純粋な経済成長は終わったと見ている。

その後は、市場原理とは別のところで、見かけだけの経済成長が為されてきたわけだ。
いちばん分かりやすいのが新入社員の初任給である。

管理人は、1974年に卒業・就職した。
就職したのは一部上場企業である。当時の資本金で250億、いわゆる大企業だった。
その時の初任給が96,000円だった。そして3ヵ月後に、見送られていたベースアップ・定期昇給があり、128,000円となった。
今でも、この初任給の数字はしっかりと覚えている。

あれから34年・・・・・現在の初任給は180,000円~200,000円といったところだ。
上昇率は56%だ。
34年経って56%のアップ。
およそ年率1.4%の成長率となる。

15年ほど前に入社した当時の上司の話では、初任給は8,000円ほどだったと聞いた。
その記憶が正しいとすると、管理人の初任給が128,000円となるまでの15年間の成長率は年率20%となる。

高度成長期の日本は別としても、何%が経済成長といえるのか?
経済成長については何の定義も無い。
はっきり云えることは、昭和50年をピークとして、日本経済は成長軌道からは、はずれているということだ。

昭和48年のオイルショックを境として、日本経済は生産性向上に努力した。
生産性の向上は労働力の省力化につながる。
余剰となった労働力は、第3次産業になだれ込んでいった。

工業・製造業は国際的なコスト競争によって、産業基盤が国外へ流出する。
いわゆる空洞化といわれるものだが、そんな状況が始まってからかなり久しい。


今回のアメリカ金融危機を発端とした『100年に1回の不況』は、起きるべきして起きたともいえる。
つまり、これまで粉飾決算をしていた国家経済自体の矛盾点が露呈したからに他ならないとも云える。

1975年をピークに日本経済は、成長路線には無いということを自覚する必要があると思うが・・・・・?

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