ものづくり企業
熱クラックを低減するプラスチックレンズ
眼鏡に使われるプラスチックレンズ
欠点は、キズが付きやすいこと。
管理人が使っている遠近両用メガネは、キズがついてしまい大変みずらい眼鏡になってしまった。
プラスチックレンズのキズ防止にはコーティングを行なうが、すると、熱によってひび割れる熱クラックという現象が起きる。
熱にも強くひび割れもしないレンズ、そんなプラスチックレンズが今年4月に発売された。
作ったのは、伊藤光学工業株式会社だ。
愛知県蒲郡市に本社をおくこの会社は、昭和31年創業の光学製品メーカー。
http://www.itohopt.co.jp/
日本初のコンタクトレンズ製造、日本初のレンズコーティング製造からスタートし、一貫してレンズをテーマにしたものづくりを行なっている。
平成18年には、優れた企業活動を進めている愛知ブランド企業として認定された。
業績は、20年度9月期に過去最高の57億円を達成し、4社のグループ企業を傘下として躍進を続けている。
メガネは、ほとんどメガネメーカーブランドで販売されるので、レンズメーカーのブランドはほとんど知られていない。
しかし、メガネレンズではトップクラスのシェアを持っているのがこの会社だ。
沖縄のぬちまーす
常温で海水から塩の結晶を取り出すという方法によって、塩を作っている会社だ。
住所は、沖縄県うるま市与那城字宮城2768 ウェブサイトはhttp://www.nutima-su.jp/
平成9年の設立以来、こだわりの命の塩(ぬちうなー)はマスコミでも数多く取り上げられ、モンドセレクション2007年では最高金賞を受賞したすぐれものだ。
ミネラルの含有量が大変多く、おいしく体にいい塩! と評判になっている。
こんな塩が生まれたのには、やはりその製法に秘密がある。
海水の水分のみを取り除くと、海水に含まれるミネラルは結晶として残るわけだ。
これまでの製塩方法は、海水を煮詰めてその後脱水するのだが、この過程でごく微量のミネラルは捨てられしまう。
ぬちうなーの製法は、霧状に散布した海水に温風をあてることによって、水分を気化させる。つまり、海水にふくまれるミネラルはすべて捨てられることなく結晶となる。
この製法は特許を取得しているのだが、完成に至るまでにはいろんなことがあった。
製法のヒントになったのは、ビニールハウスで行なっていた蘭の栽培である。
高温となる夏場のビニールハウス内の冷却のために考えた装置が、この製塩法につながっている。
創業社長の高安さんは、もとは南西航空の技師であった。
ものづくりが好きな人だから、こうしたオンリーワンのものを世に出せたのだ。
身のまわりには、いくらでもものづくりのヒントはあるものだ。
そんなヒントに気づく人と気づかない人がいる。
好きなこと、関心の強いもの、そんなものを持っている人ほどチャンスがある。
プロカメラマンの写真 販売事業
2002年1月にスタートし、プロカメラマンが撮影をした写真を販売している企業がある。
株式会社フォトクリエイトだ。
現在行っているサービスは
- イベント参加者の写真を閲覧・プリント注文に応じる フォトチョイス
- ダンススポーツ競技会参加の選手の写真を販売する ダンスライフ
- スポーツイベント参加者の写真を販売する オールスポーツコミュニティ
- 写真付き名刺を簡単に作成する フォト名刺.com
- よさこい祭りなど全国の祭りを撮影する ヨイショット!
- 子供たちのイキイキとした姿を写真に残す スナップスナッ
プ
ものづくりというよりは、感動づくり企業だ。
デジタルカメラが普及し、街角では携帯カメラを手にして記念写真を撮る姿をごくあたり前に見る時代だ。
しかも、低コストで写真が残せるわけだが、大事な一枚、感動が記憶されたシーンのシャッターチャンスは、プロとアマでは雲泥の差がある。
大事な一枚こそプロに・・・・・こんな需要があるのだ。
例えば フォトチョイス で写真を注文すると、1,000円程度でプリントされる。
大型ポスター版でも10,000円程度である。
昨年は10億円の売上を達成し、業務委託しているカメラマンは1,000人に達している。
ビジネスのヒントは身近なところにころがっているものだ。
この会社の事業の成功は、やはりデジタル化にある。
創業時、写真業界の旧態依然とした姿に『変化しない業界ほどビジネスチャンスは大きい』と感じたそうだ。
レコードコレクターが喜ぶプレーヤー
レコード盤がCDに変わる・・・・・
こんな製品がある。
レコードというと、ふた昔前の言葉である。
○○レコード店は、CDショップに変わってしまった。
レコードプレーヤーを探そうとしてもどこにも売っていないのが現状だ。
しかし、世界には300億枚のレコード盤があるそうだ。
プレーヤーが無い、レコード針が無い、こうなるとせっかくの名盤もただ邪魔な存在でしかない。
埼玉県の株式会社エルプの千葉社長は、20年ほど前に“レーザーターンテーブル(LT)”の試作品を目にした。
レーザー光線でレコードの溝を読みとる仕組みだ。
レコード針以上に、録音時の音を忠実に再生できるという。
この試作品の視聴イベントには、大手電機メーカーも参加していたが、どのメーカーも商品化しようとはしなかった。
以来10数年の開発努力によって、ようやく安心して世に出せるレベルまできたのが3年前だそうだ。
手造り製品の為、月産20台が限度だそうだが、博物館や大学といった公共施設からの注文に加え、最近はアナログな音に魅力を感じる個人からの引き合いが増えているそうだ。
誰も見向きもしなかったレコードに着目し、音の魅力にすべての私財と情熱を傾けた結果が、希少なビジネスとなったいい例だ。
ものづくりにこだわることの楽しさも伝わってくるような企業だ。
雪氷エネルギー利用技術の開発
今年の正月休みは、曜日の関係かずいぶん長く感じる。
サービス業などは、正月休みには無縁の人も多いので、ピンと来ない人には申しわけないが、何か得をしたような気がする。
ただ休みとは言っても、やることは普段と変わらない。
今年も、元旦から自サイトへの投稿を繰り返している。
このサイトは今日が、今年の初投稿だ。
交渉術がテーマのこのサイトだが、すこし焦点を変えてみようかなと思ったりしている。
今年は『ものづくり』だ。
世界的な不況の中、日本が今後どんな方向に進んでいくべきなのかを考えていると、どうも『ものづくり』の原点に立たねばならないような気がしている。
ビジネス上のすき間や、ジョブコーディネーション的な部分での新規事業の可能性はまだまだあるし、いろんな事が考えられるが、軸足をどこかに置いておかないと、焦点がぼけてしまう。
『ものづくり』という観点からは、農業や環境に関連した技術などがなんとなく思い浮かぶ。
そんなものづくり技術を少し溜めこんでみようと思っている。
第1弾は、地元紙に掲載された雪利用の技術だ。
雪や氷を利用した冷房システムは、昨年の洞爺湖サミットで注目されたが、実用化された商品として国策建設のスノウドームが、山形県と岩手県の施設で採用されることが昨年12月決定された。
同社は平成15年に、雪氷エネルギー開発室を設置し、関連技術の研究開発を行ってきたようだが、きっかけは平成6年に㈱サタケとの縁によって、氷室式低温貯蔵施設の企画・設計・施工に参画したことが始まりのようだ。
18年には、池田町で氷による豆の低温貯蔵庫(アイスストレージ)を事業化している。他には、雪堆積場の有効利用の研究など、今後注目される技術開発に熱心な企業だ。

