食品偽装が昨年から今年にかけては、随分と話題となりました。
老舗の料亭で起きたことは、果たして
対岸の火事でしょうか?
商売をやっているといつの間にか、グレーな手法が当たり前に思えることがあるものです。
あなたの職場でも、あの老舗料亭と同じようなことをやっているとしたら
- 会社の方針だから仕方が無いので従う
- 恥ずかしいことだ、何とか改善する方法を模索する
あなたはどちらの立場を採りますか?
正義感が強く潔癖なあなたは、何とかしなければと立ち上がるかもしれない。
上司や社長に直談判を行い、あえなく解雇通告を受けてしまう。
そして何も解決はせず、ただ、会社を去るのみとなってしまいます。
だから一人で戦ってはいけません、かといって組合を作れと言っているわけではありません。
まず、あなたと同じように感じている人がいるかどうかを把握して下さい。
『最近のうちのやり方、おかしいと思うんだけど』と同僚に話しかけるのは、よくありません。
話しかけられた同僚は、いろんな受け取り方をします。
- 俺の本音を聞き出そうとしているのかな?
- 会社批判かい? やるね!
- まずい事は言えないな!
などと、心の内で様々なことを考え、慎重な言い回しをするでしょう。
『そうだね、俺もおかしいと思うよ』と同調したり、逆に、『そんなことないよ、どこの会社だってやってることじゃないか』などと素直な反応が返ってくるとは限りません。
そこで少し問いかけ方を変えます。
『最近のうちのやり方って、他の会社でもやってることかな?』
相手の反応を注意深く待ちます。肯定も否定もしていないどうとでもとれる問いかけですから、
返ってくる言葉や表情、声の調子などで、ほとんど相手の本音はつかめます。
会社のやり方に疑問を感じているのか、しかたないから従っているのか、疑問などまったく感じてないのか、
本音がキャッチできたら、あとはこの話題からは離れます。
サラッと問いかけるだけ、深く掘り下げたりしません。
こうして、サラッと問いかけるだけを、多くの同僚に試してみます。
聞かれた同僚は、あまりにもサラッとしたものですから、しばらくすると聞かれたこと自体忘れてしまいます。
こうして、あなたと同じように、疑問に思っている同僚が何割いるのかを把握します。
2割以下なら、会社を辞めるつもりで実行しなければなりません。大変大きなリスクを背負います。
もしかしたら、あなたが勤めるにはふさわしくない会社かも知れません。
6割以上の同僚が同じような思いを持っているのであれば、グレーな方法をやめて会社を改善できる可能性があります。問題は・・・・・
2割から半分くらいの同僚が、同じように考えている場合です。
会社がグレーな方法をとるのには、理由があります。利益率が低いとか、在庫が多いとか、
売れ残り・返品が多いから、グレーな手法に頼るようになります。
そして最後にバレて、テレビカメラの前で謝罪をし、事業を縮小することになります。
このような会社の現状に疑問を感じ立ち上がったあなたには、同じ思いの同僚がいます。
ここで、あなたがやるべきことは・・・・・・連判状・・・・・ではありません。
社内クーデターを起こそうと言うのではありません。
グレーな手法をとらざるを得ない原因を取り除く方法が無いか、研究する事です。
- 在庫を減らす
- 不良品を減らす
- 売れ残り・返品を減らす
方法を、グレーな手法ではない方法を考え出して下さい。
一人でやるんじゃない! 仲間がいるではないですか!
必ず見つかります。
見つかったら、経営トップに進言して下さい。
『改善委員会を組織したい!』と・・・・・・
これまでの手法を批判するのではありません。現状を改善する方法をあみ出す委員会です。
トップは、否定はしないでしょう。
何故なら、2割以上の社員が参加し、半分ぐらいの社員が賛同をする委員会だからです。
正義感が強く潔癖なあなたは、立ち上がろうとします。
だが、立ち上がるには一つだけ満たさなければならない条件があります。
あなたは会社にとって大事な人材か・・・・・・?
これが満たされていないと、うまくはいきません。
これまでの実績です。人はどんな正論も誰が言っているのかによって、判断が違ってきます。
誰もが認める人が主張するから、もっともだと思い人は動くのです
同じことを、実績の無い人が言っても、人は動かないものです。
実績があると思うなら、おおいにやって下さい。
実績が無いと思うなら、まず、実績を先に作ることです。
実績があり、目的意識をしっかり持ったあなたがすべき事は
社員全員の力を引き出す事です。
あなたがリーダーであってはいけません。チームプレーに徹することです。
トヨタがずば抜けた収益構造を持っているのは、チームプレーによるトヨタ方式を作り上げたからです。
一人のヒーローもいません、組織自体が組織の欠陥を修復するような動きをしています。
あなたがいなければ改善はスタートしなかったかも知れません。
しかし、あなたはキッカケを作っただけです。
会社を改善していくのは、よりよいチームプレーだけです。