決定権者を見極める作業は、商談の初めの段階でやっておかねばなりません。
クロージング間際にやるのは遅すぎることがあります。
複数の時には、必ず参加した全員にひとりずつ声をかけます。
『○○さんはどう思います?』
など質問をぶつけたり、同意を求めたりしてみます。
そして、その時の反応をしっかりチェックしておきます。
参加していない人が決定権者という場合には、商談相手が洩らすひとり言のようなつぶやきや、
心の内も見逃せません。
『○○が何というかな〜?』などの言葉や表情です。
この場合、ほとんどは、決定権者が他にいるわけです。
ご自宅を建替えるそうです、建替えにあたってどこかに建築工事を依頼しなければならないのですが、
どうせ建てるなら、自社のキッチンを標準品として採用してくれるハウスメーカーと契約したい。
ということがこの専務さんの条件でした。
標準品として採用すると言っても、営業マンがこのキッチンを自分のお客さんに奨めてくれないと、
実際には売れていきません。
5人いた営業所長を口説き落し、支店長の承認をもらって、キッチンの基本契約にたどりつきました。
自宅は完成しましたが、気になるのはキッチンの売れ行きです。
ところが、このキッチンはグレードが高かったせいもあり、1年間で200セット売れてしまいました。
年間500棟ぐらいの支店でしたので、なんと40%のシェアを確保したのです。
他にもハウスメーカーはあったのに、何故、我が社(私)に決めたのですか?・・・・・と。
答えは・・・・・家内が決めた!・・・・・ということでした。なんと、決定権者は奥さんだったのです!
住宅づくりの打ち合わせは、奥さんを主体に・・・・というのが鉄則でしたから、 決定権者はご主人でも、実際の打ち合わせは奥さんとするのが当然・・・・と思ってやっていました。 結果はオーライだったのですが、決定権者を間違っていた事は完全な読み違いです。
固定観念にとらわれてはダメだ! ということですね!!