信頼されるかされないかは おじぎの仕方で決まる

ビジネスマナーとして忘れてならないのはお辞儀。
お辞儀は日本固有の挨拶の仕方らしいです。

お辞儀

欧米では握手が挨拶の仕方のひとつですが、日本にはあまり馴染みがありません。
握手には『仲良くしましょう!』という気持ちを表すようですが、おじぎはもう少し意味合いが違います。

お辞儀は相手に対する信頼を表す

これは、以前にある会社の社長さんが言っていたことですが・・・・・・
『お辞儀は信頼を意味する』ということだそうです。『あなたを信頼しています』を表現する身体の言葉です。

お辞儀をしている間は、相手から目をそらした状態となります。
何をされるか分かりません。極端に言うと、お辞儀の間に頭を殴られるかもしれません。突き飛ばされるかもしれません。

実際にはこんなことは無いのでしょうが、相手から目をそらすことは、実は、自分の身を危険にさらすことと同じなのです。

試しに、海外旅行に行って、人がたくさんいるところで、荷物を床に置いて誰かに最敬礼してみて下さい。
荷物は持ち去られてしまうかもしれません。

お辞儀には3パターンあります。
会釈と敬礼と最敬礼です。
会釈は軽く頭を下げて、アイコンタクトによって挨拶をします。

敬礼が最もビジネスマナーで使われるパターンですが、意外ときちんと出来る人は少ないものです。
手をまっすぐ伸ばして太股の横に添える形が出来ないのですね。

だら~んと手を伸ばした姿は見苦しさすら感じさせます。
頭をチョコンと下げるのも、敬礼といえるものではありません。

信頼を表そうと意識すると、案外形になってきます。

最敬礼は敬礼よりも状態を傾ける角度が大きくなります。また、荷物を持ったままでは最敬礼にはなりません。

面接試験で面接室に入る時には、敬礼がマッチするパターンでしょう。
ビジネスマナーは、人としての最低限のマナーです。

お辞儀は感謝の心を表す

お辞儀にはもうひとつ表しているものがあります。それは、感謝の心です。

以下は、経営の神様と今でも言われる、松下電器(現 パナソニック)創業者 松下幸之助氏が、創業60周年となる1978年1月10日、経営方針発表会にて、これまでの60年間をふり返り社員一同にお礼の言葉を述べた時の話しです。

「この次の六〇年には、私はおりませんでしょう。皆さんもおらんかも分らんけれども、とにかく発展したその巨大な姿は、想像もつかんほどになると思うのです。そういう意味で私は、この六〇年間に、これだけの仕事をしてくださった皆さんに、心からお礼を申し上げたい」
そう言うと、松下さんは壇上を降りはじめた。もう話が終わったのかと皆が思ったのですが、松下さんは、壇上の途中で立ち止まると、会場の、一万人の社員に向かって深々と三度頭をさげたのです。
引用:松下幸之助はなぜ成功したのか(江口克彦著 東洋経済新報社)

お辞儀が1万人もの人たちの心を揺さぶり感動を与えた好例です。
お客様からの信頼を得、感謝の気持ちを表す“お辞儀”を心がけたいものです。

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